暑い日の夜もぐっすり寝るには?
夏の夜、ぐっすり眠るには
熱帯夜という言葉はよく耳にしますが、定義があることをご存知でしょうか。
気象庁では、「夕方から翌朝(18時~翌朝6時)までの最低気温が25℃以上の夜」を熱帯夜といいます。
最高気温が40℃以上の日は「酷暑日(こくしょび)」
夜間の「最低気温が30℃以上の夜」は「超熱帯夜(ちょうねったいや)」
が選ばれました。
日中は風が吹いても熱風でぐったりしますね。
エアコンを使用して熱中症にならないよう気をつけて下さいね。
環境省によれば、室温目安は夏は28度、冬は20度が推奨されています。
国が定めている28度設定というのは、「エアコンの設定温度を28度にする」ということではなく、「室温が28度」であるということです。
室温が28度を超えているにもかかわらず、気づかずにエアコンの設定温度を28度にし続けるのは非常に危険なこと。
猛暑の場合は、「暑い」と感じる人もいると思います。.その際は、決して我慢せず室温が28度になるように、エアコンだけでなくサーキュレーターや湿度コントロールを行い快適な室温を保つことがポイントです。
暑い日の夜もぐっすり寝るには?
【眠るために、まず、温める】
眠る1時間ほど前に湯船につかって体を温めることです夏場は、シャワーだけという人もいると思います。その場合は、最後にくるぶしの少し上の辺りにシャワーをあてて足首を温めて下さい。お風呂やシャワーの後は、眠る前まで、レッグウォーマーなどで足首を温めるのも効果的だということです。
【眠りと密接に関係する「深部体温」】
暑いのに、なぜ体を温めるのでしょうか。
実は、人間は、脳や内臓など体の中の温度、「深部体温」が下がる時に眠気を生じます。
あえて体を温めると反動で「深部体温」が下がり、熟睡しやすくなるというのです。
足首を温めるのも「深部体温」と関係しています。人間の「深部体温」は、寝ている間に多くの汗をかき放熱する課程で下がりますが、床についてから「深部体温」を効率よく下げるためにも、夏場でも冷えていることが多い足首を温めておくと、足裏から汗をかきやすくなるということです。
NHK生活情報ブログより引用http://cgi2.nhk.or.jp/cgiblog/tb.cgi/61556
入浴の睡眠への効果は加温効果にあります。これは運動の場合と同じで就寝前に体温を一時的に上げてあげることがポイントです。
午前あるいは午後の早い時間の入浴は効果がなく、夕方あるいは夜の入浴が効果的です。
体温の上昇が0.5度くらいでも、寝付きへの効果は認められています
(38度のぬるめのお湯で25-30分、42度の熱めのお湯なら5分程度)
また半身浴(腹部までを湯船につけ、約40度のお湯で30分ほど汗をかく程度に入浴する)でも寝付きの効果が認められています。 自分の体調や好みにあった入浴を探してみてください。
快眠はまずは規則正しい生活から
睡眠も生活習慣そのものです。
そして快眠は規則正しい睡眠習慣から生まれることを忘れてはいけません。どんなに健康的に運動をしても、バランスの良い食事を心がけても、布団に入る時刻が毎日ばらばらであれば、快眠は得られません。
なぜ規則正しいことが必要なのでしょうか。体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。
これらの準備は自分の意志ではコントロールできません。規則正しい生活こそが、体内時計を整えそこにプログラミングされている睡眠を円滑に行う秘訣なのです。
まだまだ暑さの季節はこれからです。
体調が悪くなったりしたら無理をせず休息をとって様子を見てください。
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