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糖尿病って何?

糖尿病は生活習慣病の中で代表的な疾患です。

世界で6秒に1人の命を奪うほど。

私たちが食事をすると、一時的に血糖値が高くなります。

インスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに、

血液中に糖があふれてしまいます。

そのため 血糖値が高くなっている状態が続いてしまう。

 

 

これが、糖尿病です。

糖尿病は網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こします。

そして、脳卒中や心筋梗塞などを促進させる要因となることが知られています。

 

世界糖尿病デー

11月14日は、

世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が世界糖尿デーと制定しました。

加盟192カ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。

世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数な疾患啓発の日となっています。

 

IDFによると・・
・2019年 世界の成人(20-79歳)糖尿病人口は4億6,300万人⇒2045年には約7億人に増加と予測。

そのうち、50.1%は診断されていない状況です。糖尿病の診断の遅れは合併症発症リスクを高めます。

 

・世界の20歳以下の1型糖尿病患者数は、110万人となっています。
・世界の糖尿病人口の4分の3(3億5,200万人)は、20-64歳の就労世代が占めています。
・世界の65歳以上の高齢世代では、5人に1人が糖尿病をもっています。
・2019年 世界の糖尿病治療と合併症管理にかかる医療費は

世界の総医療費の10%を占める7,600億USD(約83兆円)となり、世界経済を圧迫する要因になります。

出典:IDF Diabetes Atlas 9th edition 2019

症状がなくて糖尿病になっていることに気がついていない方も多くいます。

糖尿病は、かなり血糖値が高くなければ症状が現れません。

 

健康診断は、糖尿病を見つける、一番身近な方法です。

血糖値の目安として、HbA1c※2が6.5%以上

または、血糖値(空腹時)126mg/dl以上、

血糖値(随時)200mg/dl以上の場合は、糖尿病の可能性が疑われます。

 

高血糖における症状は、

  • 喉が渇く、水をよく飲む
  • 尿の回数が増える
  • 体重が減る
  • 疲れやすくなる

さらに血糖値があがると意識障害を起こす可能性もあります。

 

※2 HbA1cは検査前1~2カ月間の平均的な血糖値を表す検査項目

 

 

日本国内での脅威

2016年に実施された糖尿病実態調査※3によると、日本には約1000万人もの「糖尿病が強く疑われる人」が存在します。

さらに、「糖尿病の可能性を否定できない人」も約1,000万人おり、合計で総人口の15%を超える約2,000万人の糖尿病患者および予備群がいると推定されています。

糖尿病の重症化予防のためには早期発見・早期治療が重要ですが、医療機関や健診で糖尿病といわれたことのある人の中で、「治療を受けていない」人の割合は、特に男性の40~49歳の働き盛り世代で最も高く、約5割が未受診または治療中断という状況です。

糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないことから、疑いがありながらそのまま治療を受けないケースが多くあることが、その要因と考えられています。

※3平成28年国民健康・栄養調査

参考資料:岐阜県糖尿病HP

https://www.pref.gifu.lg.jp/page/16292.html

 

糖尿病は生活習慣の改善で予防しましょう!

・主食を10%減らして、血糖値を上げる糖質の摂りすぎを防ぎましょう。

※必要以上のカロリーを取らないように!

・キノコ類や野菜や海藻の食物繊維を多く摂り、バランスのとれた栄養を取るようにしましょう。

※早食いはしずにゆっくり食べましょう

・運動で筋肉を増やし、糖を消費しやすい体作りを心がけましょう。

※急な運動よりも毎日コツコツ続けることが大切です!

・睡眠不足などストレス解消できる生活リズムを整えましょう。

※自分自身に合ったストレス解消法を見つけましょう!

 

 

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