新着情報詳細
ブログ

夏なのに冷える…?冷え性対策には“旬の野菜”がカギだった!

「冷え性」と聞くと、冬場の悩みというイメージが強いかもしれません。しかし実際には、夏でも冷えに悩む人は少なくありません。むしろ現代の生活環境では、夏にこそ体を芯から冷やしてしまう要因が多く潜んでいます。

特に女性に多く見られる「夏の冷え性」は、放っておくと体調不良や疲れやすさの原因になることも。実はこの夏の冷え性、毎日の食生活、とくに“旬の野菜”をうまく取り入れることで、体の内側からやさしく整えることができます。

 

今回は、夏の冷え性の原因と対策、そして季節の野菜を活用するメリットについて、ご紹介します。

夏の冷え性

 

Aさん「最近なんか、午後になると足先が冷たくなってくるんだよね〜」
Bさん「あー、それ私もある。オフィスの冷房、けっこう効いてるもんね」

Aさん「ひざ掛けしてても、なんか芯から冷える感じがして…」
Bさん「もしかして、体の中が冷えてるのかもよ。夏って自分で思ってるより冷えるらしいよ」

Aさん「えっ、夏でも?暑いのに?」
Bさん「うん。自律神経が乱れやすいし、冷え性の人は夏こそ要注意なんだって」

Aさん「それ、ちょっと気をつけた方がいいかもね」
Bさん「この前、旬の野菜を温かくして食べるといいって聞いたよ。スープとか味噌汁とかに入れて」
Aさん「へぇ〜、サラダばっかり食べてたかも。今夜試してみようかな!」

こんな会話、皆さんのまわりでも聞こえてきませんか?

 

夏の冷え性とは?

冷え性とは、体が冷えていると自覚しているにも関わらず、体温を正常に保てない状態を指します。手足が冷たい、下半身だけ冷える、胃腸の働きが悪いといった症状が特徴で、特に女性に多く見られます。

では、なぜ「夏」に冷え性が起こるのでしょうか?

 

室内外の温度差が自律神経を乱す

夏場は外気温が30℃を超える一方で、オフィスや電車、スーパーなどではエアコンが効いており、20℃台前半という環境も珍しくありません。

このような急激な温度差により、自律神経が乱れやすくなり、血流のコントロールがうまくできなくなるのです。

冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎ

暑さで冷たいものを口にする機会が増えると、胃腸が冷え、代謝が低下します。内臓が冷えることで、手足だけでなく体全体が冷えやすくなるのです。

女性に多い理由

女性は男性に比べて筋肉量が少なく、熱を作り出す力が弱い傾向があります。加えて、ホルモンバランスの影響から血流が滞りやすく、冷えやすい体質の人が多いのです。

 

食生活が冷え性に与える影響

「冷えは万病のもと」ともいわれますが、その予防には食生活の見直しがとても効果的です。

暑い時期だからといって、冷たいものばかり摂っていると、体温調節機能がうまく働かなくなり、結果として“冷え”を招いてしまいます。特に注意したいのは、朝食を抜く、サラダや冷たい麺類ばかり食べる、といった習慣です。

反対に、温かい食事を意識することで、体は自然と温まり、血流や代謝が整いやすくなります。冷え性の改善には、体の内側から温めるような食材を選ぶことが大切です。

ここで注目したいのが、「旬の野菜」です。

季節の野菜を食べることのメリット

私たちの体は、自然と調和しながら生活しています。季節ごとに収穫される野菜は、その時期の気候や体調に合った栄養素を含んでおり、理にかなった存在ともいえます。

夏野菜の特長

夏が旬の野菜には以下のようなものがあります:

  • トマト
  • キュウリ
  • ナス
  • ピーマン
  • ゴーヤ
  • とうもろこし
  • オクラ

これらの野菜は、水分を多く含み、体の熱を冷ましてくれる働きがあります。また、カリウムやビタミンC・E、食物繊維なども豊富で、夏バテ防止や肌の健康にも効果的です。

しかし、冷え性の人がこれらの野菜を“生で”多く食べると、逆に体を冷やしてしまう恐れがあります。

 

加熱して食べるのがポイント

冷え性対策として夏野菜を取り入れる場合、加熱調理を意識することがポイントです。炒め物やスープ、煮物、蒸し野菜にすることで、胃腸にやさしく、体を冷やしすぎることなく栄養を取り入れることができます。

特にオクラやゴーヤなどは、油との相性もよく、吸収率が高まるため、加熱して食べることでより効果的になります。

 

冷え性対策としての夏野菜活用法

ここからは、実際に日々の食事でどのように夏野菜を活用できるかを紹介します。

おすすめの調理例

  • トマトとオクラの味噌汁:温かい汁物で胃腸を冷やさず、夏野菜の栄養をしっかり摂取。
  • ナスとピーマンの生姜炒め:生姜は体を温める食材の代表格。夏野菜との相性も抜群。
  • ゴーヤチャンプルー:たんぱく質と野菜が同時に摂れ、夏バテ・冷え対策にも。
  • とうもろこしご飯:ほんのり甘い香りとほくほく感で、満足感のある主食に。

また、スパイスや香味野菜(にんにく、ねぎ、しそなど)を組み合わせることで、代謝を高め、冷えを予防する効果も期待できます。

飲み物にも工夫を

飲み物についても、氷入りのドリンクではなく、常温や温かいお茶、白湯を意識することで、体の冷えを軽減できます。ハーブティーや生姜湯もおすすめです。

おわりに

夏の冷え性は、自律神経の乱れや食習慣、環境の変化から引き起こされる、現代ならではの不調です。しかし、季節の野菜を取り入れ、調理法を少し工夫するだけで、体の内側からやさしく整えることができます。

「旬を食べること」は、健康を守る知恵。
冷えを感じたら、冷たい食べ物を控えて、旬の野菜を温かく調理してみましょう。きっと、体も心もほっとするはずです。

毎日の食事が、明日の健康をつくります。
この夏は、“冷えない体”で元気に過ごしましょう。

類似記事

春の寒暖差疲労って⁉

サウナで「ととのう」健康ライフ

暑い日の夜もぐっすり寝るには?

かかりつけ医をさがそう

◆岐阜県エリアの 病院・医院・介護施設がすぐに見つかるポータルサイト 医療&介護ガイドぎふ◆

 

一覧へ戻る