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脚攣りSOS!この激痛、何が原因?

「夜中に突然、足がピーンとつって激痛で目が覚めた…」

 


そんな経験、あなたにもありませんか?

 

多くの方が一度は経験する「こむら返り」

─特に夜間のふくらはぎの痙攣は、想像以上の痛みと不快感を伴います。「また今夜もつるんじゃないか…」と不安な夜を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

 

 

今回は、夜中に足がつる原因から効果的な対処法・予防法まで、わかりやすく徹底的に解説します。健康で快適な毎日を取り戻すために、ぜひ最後までお読みください!

 

夜中に足がつるのはなぜ?

こむら返りは、医学的には筋肉のけいれんの一種です。さまざまな要因が複雑に絡み合って起こりますが、以下のような理由が多くの方に当てはまります。

 

  1. ミネラル不足(電解質バランスの乱れ)

筋肉の収縮と弛緩には、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの電解質が不可欠です。偏った食生活や過度なダイエット、汗をかく機会の多い夏場などは特に不足しがちです。

  • カルシウム:乳製品、小魚、緑黄色野菜に多く含まれます。
  • マグネシウム:豆腐、納豆、ナッツ、海藻類などがおすすめ。
  • カリウム:バナナ、キウイ、ほうれん草、じゃがいもなど。

  1. 脱水症状

「喉が渇いてから飲む」では遅いこともあります。軽度の脱水症状でも筋肉に影響を及ぼすことがあり、足がつる原因になるのです。

特に、寝汗をかく夏場や暖房の効いた冬場など、無意識に水分が失われるシーンでは、こまめな水分補給が大切です。

 

  1. 冷えによる血行不良

冷たい風やエアコンの冷気などで体が冷えると、血流が滞りやすくなります。筋肉が酸素不足となり、けいれんしやすくなるのです。
冬だけでなく、夏の冷房による**「隠れ冷え」**にも注意しましょう。

 

  1. 筋肉疲労

運動不足や逆に過度な運動、長時間の立ち仕事なども原因に。筋肉に疲れが溜まると柔軟性が失われ、過剰な刺激に反応してけいれんが起きやすくなります。

 

  1. 加齢による筋肉・血管の変化

年齢とともに筋肉量が減少し、血流も悪くなりがちです。特に高齢者は夜間に足がつりやすくなる傾向があります。

  1. 妊娠・薬の副作用・病気

  • 妊娠中はホルモンバランスや血流の変化により足がつりやすくなります。
  • 利尿剤や降圧剤の服用も、電解質のバランスに影響することがあります。
  • 糖尿病・腎疾患・甲状腺機能低下症・神経疾患などが背景にある場合もあるため、頻繁に足がつる方は医療機関での相談が安心です。

足がつったときの正しい対処法

突然のこむら返りに襲われたとき、慌てず以下の方法を試してみてください。

  1. ゆっくりとストレッチ

  • ふくらはぎがつった場合:仰向けになり、つま先を自分の方向へゆっくりと引っ張りましょう。
  • 太ももがつった場合:座って膝を伸ばし、上体を前に倒すと効果的です。
  • 足の指がつった場合:手でやさしく指を反らすように伸ばしてみましょう。

  1. 温める

タオルや湯たんぽで患部を温めると、血流が改善し筋肉の緊張が和らぎます。

  1. 軽いマッサージ

優しくさする程度でOK。強く揉んだり押したりすると逆効果になることもあります。

  1. 水分と電解質の補給

可能であれば、スポーツドリンクや経口補水液などで水分・ミネラルを補給しましょう。

 

もうつらない!日常生活でできる予防法

足がつる頻度を減らすためには、日頃の生活習慣の見直しが欠かせません。

  1. 水分補給をこまめに

日中はもちろん、寝る前や運動前後、入浴後にも意識して水分を摂りましょう。冷たい水より常温の水や麦茶が体にやさしいです。

  1. ミネラル豊富な食事

毎日の食事からミネラルをしっかり補給しましょう。一日三食バランスよく、加工食品や糖分過多の食事は避けるのがポイントです。

  1. ストレッチを習慣に

寝る前や運動後にふくらはぎ・太もも・足首のストレッチを取り入れましょう。筋肉の柔軟性が高まり、つりにくくなります。

  1. 体を温める

  • 入浴で湯船につかる習慣をつけましょう。
  • 冬場はもちろん、**夏場の冷房対策(腹巻・靴下)**も忘れずに。

 

  1. 睡眠環境の見直し

締め付けのないパジャマや、保温性のある寝具を選ぶと、夜中の冷えによる足のつりを防ぎやすくなります。

  1. 着圧ソックスの活用

むくみ予防や血行改善に役立つ着圧ソックスも、足がつりやすい方にはおすすめ。ただし締め付けすぎないものを選びましょう。

 

 【転倒時に足が攣る主な原因】

足が攣るのは寝ているときばかりではありません。

先日山歩き中に、まさかの転倒!それと同時に足がピーン!

転んだ痛みと、想像を絶する激しい痙攣が同時に襲い、身動きも取れずその場で悲鳴を上げることに。二重の苦痛に、心も体も悲鳴を上げました。

 

では、足がつってしまったときにはどうしたらいいのでしょうか?

その大原則は「つってしまった筋肉を伸ばす」ことです。ゆびも足首も反らすことで、足裏の筋肉を伸ばすことができます。

転んだ拍子に足が攣る(つる)原因は、急な筋肉の伸縮や反射的な緊張、さらには既存の筋肉疲労や栄養不足が背景にあることが多いです。以下のような理由が考えられます。

 

  1. 急な筋肉の伸び・収縮

転倒する際、人は無意識に筋肉を使って体勢を立て直そうとします。このとき、ふくらはぎや太ももなどの筋肉が急激に引き伸ばされたり縮んだりして、筋肉がパニック状態に陥ることで痙攣(こむら返り)が起こります。

 

  1. 反射的な筋緊張(防御反応)

体が倒れそうになると、「転ばないように」と反射的に筋肉を緊張させます。この反応が過剰になると、筋肉に一時的に酸素や栄養が届きにくくなり、痙攣が発生することがあります。

 

  1. 筋肉疲労や準備不足

日頃から運動不足の方や、逆に疲労が溜まっている方は、筋肉の柔軟性が低下しており、ちょっとした刺激(転倒など)で攣りやすくなっています。

 

頻繁に足がつる方は病院へ相談を

日常的に対策を講じているにも関わらず、頻繁にこむら返りが起こる場合は、背後に病気が隠れている可能性があります。整形外科や内科、かかりつけ医に早めに相談しましょう。

 

まとめ|足の悩みにサヨナラを

今回は「夜中に足がつる原因と対策」について、医療の視点からわかりやすくご紹介しました。

  • ✅ 夜中に足がつる主な原因:ミネラル不足、脱水、冷え、筋肉疲労、加齢、病気など
  • ✅ 急なこむら返りの対処法:ストレッチ・温め・マッサージ・水分補給
  • ✅ 日常でできる予防法:水分・栄養・運動・保温・睡眠環境の整備

こむら返りは、ちょっとした生活習慣の工夫で予防できることが多い症状です。この記事を参考に、できることから取り入れて、足がつる悩みにサヨナラをしましょう!

 

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