しもやけってなぜできるの?原因と予防法
冬になると多くの人が悩まされる「しもやけ」。
冷たい外気の中で過ごすことが多い季節、特に手足や耳などが赤く腫れてかゆくなる経験がある方も少なくないでしょう。

しもやけは一度できてしまうと非常に不快で、生活に支障をきたすこともあります。
しもやけとは?
しもやけは、寒さによって血行不良が起こり、血管が収縮した後に急激に温まることで血流が急激に戻り、血管や周囲の組織にダメージを与えてしまう現象です。このダメージにより、患部が赤く腫れてかゆくなるのです。一般的に、指先や足の指、耳など、末端部分に発生しやすい特徴があります。
しもやけの原因
- 寒さによる血行不良 冬の寒い時期に長時間屋外で過ごすと、体は体温を保とうと血管を収縮させます。これにより血液の流れが悪くなり、酸素や栄養素が末端に届きにくくなります。血液の流れが滞った後に、急に暖かい場所に移動すると、血管が急激に広がり、血流が一気に戻ります。この急激な変化が血管や組織にダメージを与え、しもやけが発生します。
- 急激な温度変化 暖房の効いた室内に入り、冷えた体を急激に温めることが、しもやけを引き起こす原因となります。体温が急に上がると、血管が急拡張し、その結果、血行不良が起きる可能性があります。
- 寒冷刺激に対する体質 しもやけは、寒さに対して敏感な体質の人に起こりやすいと言われています。特に、血液循環が元々悪い人や、冷え性の人は注意が必要です。
しもやけができた場合の対処法
もししもやけができてしまった場合は、早期に対処することが重要です。まずは患部を温めて血行を促進し、冷えを取り除きます。痛みや腫れがひどくなる前に、温かいお湯で優しく患部を温め、マッサージをして血行を改善しましょう。また、過度に患部をこすったり、強い刺激を与えたりしないように注意が必要です。
もし症状が長引くようであれば、皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。
おすすめアイテム
寒い季節にしっかりと対策を取ることで、しもやけを防ぎやすくなります。
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暖かい手袋・靴下
寒い外に出るとき、特に手足の末端部分をしっかり温めることが大切です。暖かい手袋や靴下を着用することで、冷えから守り、しもやけの予防になります。厚手のウールやフリース素材(ウール100%の手袋や、遠赤外線効果のある靴下など)のものを選ぶと、さらに暖かさを感じられます。
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防寒インナー
体全体を暖かく保つためには、体温を逃がさない防寒インナーが重要です。特に寒さが厳しい季節には、暖かいインナーを重ね着して、温度調整をすることがしもやけ防止に繋がります。
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温熱シート・カイロ
温熱シートやカイロは、外出先でも手軽に温まることができる便利アイテムです。特に足の裏や手のひらに貼るタイプは、血行を促進し、しもやけの予防になります。ポケットに入れておけば、寒い外出先でも暖かく過ごせます。
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保湿クリーム
しもやけは乾燥が原因でもあるため、保湿をしっかりと行うことが予防に繋がります。冬の乾燥から肌を守るために、保湿クリームやハンドクリームをこまめに塗りましょう。特に、指先やかかとなど乾燥しやすい部分を重点的にケアします。
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防寒ブーツ
足元の冷えはしもやけを引き起こしやすい原因です。防寒ブーツを履くことで、足元をしっかり温め、冷たい風や雪から守ることができます。特に内側がフリースやボア素材になっているものを選ぶと、さらに暖かさを実感できます。
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冷え性対策グッズ
冷え性の人にぴったりのアイテム。加熱ベルトや足温器は、特に寒さが厳しい日に活躍します。暖房が効きにくい場所での外出時や、長時間冷えた場所にいるときに重宝します。
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足浴・手浴セット
しもやけができる前に、温かいお湯で手や足を温めることが大切です。足浴や手浴用のセットを使えば、自宅で手軽に血行を良くすることができ、しもやけの予防につながります。
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暖房器具(こたつ・ヒーター)
室内で過ごす時間が長くなる冬には、暖房器具が大活躍します。こたつやヒーターなどで部屋を暖かく保つことは、しもやけを防ぐために大切です。
わたしは、この冬にキッチン用に足元を温める電気ヒーターを購入しました。小型ですが重宝しています。
ただし、外出時に電源の切り忘れのないよう気を付けてくださいね。
まとめ
寒さから体を守ることがしもやけ予防のカギです。しもやけは寒さによる血行不良が原因で発生しますが、予防法を実践することでリスクを大きく減らすことができます。
また、もししもやけができてしまった場合でも、早期に対処することで悪化を防げます。
あたたかで快適な冬をお過ごしください!
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