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かかりつけ医はいますか?

令和4年10月1日より、外来受診の初診料が値上がりしたのをご存じですか?

なぜ値上がりしたのでしょうか。そこには地域医療と深い関係性が・・・

  1.  1. かかりつけ医の定義って?
  2.  2. 大きな病院の初診料の値上げ
  3.  3. 機能に合わせて受診しましょう

 

 

1.かかりつけ医の定義って?

かかりつけ医の定義は「何でも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医を紹介で き、身近で頼りになる総合的な能力を有する医師」としている(日本医師会・四病院団体協議会合同提言)

 

かかりつけ医に定期検診をし、毎日の体調の変化でどんな病気でも診察は可能です。必要時に専門医や専門施設に紹介してもらえて心強いですね。

 

みなさんはかかりつけ医がいますか?

 

日本医師会総合政策研究機構の「第7回 日本の医療に関する調査」(2020年)より作成

わたしのかかりつけ医は、会社の健康診断でもいく病院です。家からも程よく近くとてもやさしい先生です。毎年の健康診断のデータもあるので体重の変化や持病の喘息などカルテで把握してくれています。

何科を受診したらいいかわからない時や、風邪などで受診した時に普段の体調で気になることや気を付けることなど、いつも話している先生だから記録も残っているし安心して相談もできますよね。

2.大きな病院の初診料の値上げ

2022年10月より紹介状を持たずに外来受診する患者等の「特別の料金」が値上げされました。

例えば、表面の「初診、医科、一部負担金3割負担の場合」は、

・見直し前:

保険給付 10,000円×7割=7,000円

一部負担金 10,000円×3割=3,000円

「特別の料金」 5,000円

・見直し後

保険給付 (10,000円-2,000円)×7割=5,600円

一部負担金 (10,000円-2,000円)×3割=2,400円

「特別の料金」 7,000円

※医療機関が 「特別の料金」を 求めてはならない 患者・・・救急の患者等については、医療機関は「特別の料金」を求めてはならないことしています。また、自施設の他の診療科から 院内紹介されて受診する患者等については、医療機関が「特別の料金」を求めなくてもよいこととしています。

 

 

3.病院の機能に合わせて受診しましょう

何でもそろっていていざという時に検査や手術までできる病院に行きたいですよね。

しかし、一部の病院に外来患者が集中すると、患者さんの待ち時間やお医者さんが外来対応が増え負担が多くなります。

このため、国の制度により、一定規模以上の対象となる病院では、紹介状を持たずに外来 受診する患者等から、一部負担金(3割負担等)とは別に、「特別の料金」を徴収すること としています。

この制度について、対象病院を拡大するとともに、「特別の料金」のが引き上げになりました。

まずはお住まいの地域の医療機関を受診し、必要に応じて紹介を受けること。普段から相談できるかかりつけ医を見つけましょう。

医療機関の 機能・役割に応じた適切な受診を行うようにしましょう。


過去記事:

かかりつけ医をみつけましょう

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