この度、私の医師人生の中で最も長く医療に携わった関市で、おつじ内科クリニックをオープンさせていただくこととなりました。
　日本の医療は大きく進歩し、今ではほぼ全ての地域で高度な医療が受けられる様になりました。一方で、それぞれの診療科は高度に専門化し、特に総合病院においては内科であっても消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、内分泌内科など、様々な専門分野に分かれています。しかし、実際にはそれぞれの科に当てはまらない病気も少なからず存在し、病院に行っても「ウチじゃない」と言われそれぞれの科をたらい回しにされるケースも事も多く見受けられます。
　私自身、消化器内科医として、約15年総合病院に勤務している中で、その様な患者さん達に出会うたびにもっと一人一人を総合的に診療する事が必要なのではないかと考える様になりました。そこで総合内科専門医の資格を取得後、総合病院での勤務を辞し、約3年間クリニック勤務医として総合診療、在宅医療に携わってきました。
　当院の基本方針として一人ひとりの患者さんの症状、訴えに合わせ、必要な検査、治療を相談した上で専門医療を提供いたします。さらに高度な専門医療が必要と判断されれば、最も適した病院へ紹介させていただきます。
　もちろん、勤務医時代より専門的に取り組んでまいりました、腹部超音波検査、上部内視鏡検査に関しましても、より質の高い検査を提供できるよう努力していきたいと考えております。
　さらに、前任地において、肛門内科診療も行ってきました。便秘、下痢などに伴い肛門部の様々なトラブルもしばしば発症します。必ずしも手術が必要ではなく、生活習慣の改善、飲み薬、塗り薬で改善する例も増えています。なかなか人には話しづらい問題ですが、気軽に相談いただける存在になれれば幸いです。

診療理念
出会った一人ひとりが、少しでも幸せになれる医療を目指します。
一人ひとりの患者さまの様々な訴えや病状に対し、最良な治療・最良な選択を全力で考え実践します。